コレクションの概要

文化学園服飾博物館のコレクションは、博物館の設立以前、母体である文化学園(1923年創立)が洋装化教育の充実をはかる目的で収集した資料が基となっています。内容は、ヨーロッパのドレス、日本の初期洋装、着物などが主なものでした。また、戦前の陸軍被服廠の外郭団体である「被服協會」が収集した東アジア、東南アジアの民族衣装を戦後に受け入れ、当館の民族衣装のコレクションの基礎となりました。
1970-90年代には収集活動をいっそう進め、アメリカのファッション・ジャーナリストであるビル・カニンガム氏の収集したドレスや帽子、被服環境学の権威であった小川安朗氏収集の民族衣装、パレスチナ地域の民族衣装の研究家であるウィダード・カワール女史のコレクション、遊牧民の染織品収集家である松島きよえ女史のコレクションなどが加わりました。
現在も包括的・体系的なコレクションを目指して収集を続けており、所蔵品は日本をはじめアジア、ヨーロッパ、アフリカ、中南米など広い地域の服飾、染織品に及んでいます。


日本

日本関係のコレクションとして、まず三井家伝来の着物をあげることができます。三井家は江戸時代には豪商、近代には財閥として知られ、その着物は優品として高い評価を受けています。 近代の宮廷服もまとまった数を所蔵し、天皇、皇后をはじめ、皇族が着用した装束や洋服が多数含まれています。 また彦根藩主・井伊家旧蔵の能装束、大名家に伝わった武家服飾、刺し子や仕事着などの庶民の服飾、袋物や髪飾りなどの服飾品、正倉院裂、名物裂など古裂類を所蔵しています。 この他に『東都男女風俗絵巻』や『千代田の大奥』など、風俗にまつわる絵画資料も所蔵しています。

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ヨーロッパ

ヨーロッパ地域では、18世紀のロココ時代から20世紀にかけてのドレスを所蔵し、流行のスタイルの移り変わりをみることができます。シャネル、ディオール、サン・ローランといった20世紀に活躍したオート・クチュールのデザイナーの作品や、帽子、靴、バッグ、扇などの服飾品も所蔵しています。 コレクションの中には、アメリカのファッション・ジャーナリストとして知られるビル・カニンガム氏から譲り受けた資料も含まれています。 この他にウィリアム・モリスのインテリア用布、ジュイ(フランス)の装飾用更紗布、20世紀初頭のル イ・ヴィトンのトランク、さらにはチェコやルーマニアなど東欧の民族衣装も所蔵しています。

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アジア、アフリカ、中南米など

アジア、アフリカ、中南米などの地域では、各地の特徴的な民族衣装や染織品を所蔵しています。とりわけ中国と朝鮮の宮廷衣装、パレスチナ地域の民族衣装、インドネシアやインドの民族衣装や染織品は、質、量ともに優れたコレクションとなっています。 民族衣装には、いくつもの服種を組み合わせたり、複雑な着方によって独特の着装美を作り上げるものもあります。このため、染織品の収集のみならず、装身具などの付属品、また着装方法を知るための資料の収集も同時に行っています。 この他、エジプトのミイラの包み布やコプト裂、ペルーのプレ・インカ裂などの古裂類も所蔵しています。

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染織・服飾以外の工芸品

染織・服飾資料以外にも優れた資料を所蔵しています。

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文化服飾博物館について

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