コレクションの概要

文化学園服飾博物館のコレクションは、服飾に関する教育・研究を目的として収集されたものです。

戦後になり、1950年代に受け入れた日本の宮廷装束、戦前の陸軍被服廠の外郭団体である「被服協會」が収集した東アジア、東南アジアの民族衣装が基礎となり、1960～70年代には、日本のきものやヨーロッパのドレスなど、収集の幅を広げていきました。

1980-90年代には、被服環境学の権威であった小川安朗氏収集の民族衣装、パレスチナ地域の民族衣装の研究家であるウィダード・カワール女史のコレクション、遊牧民の染織品収集家である松島きよえ女史のコレクションなどバラエティ豊かな資料が集まりました。
現在も包括的・体系的なコレクションを目指して収集を続けており、所蔵品は広い地域の服飾、染織品に及んでいます。