文化学園服飾博物館

展覧会情報EXIBITION

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どうしてなんだか似てる服 2025年4月3日(木)~2025年6月21日(土)

世界のさまざまな地域の衣服を見ると、地図上では離れた地域であるにもかかわらず、文化や国を超えて形や模様が似ているものがいくつか見られます。本展では服飾博物館の所蔵品の中から約30か国の服や染織品を選び、「かたちが似てる」、「もようが似てる」に分けて紹介します。それらを互いに並べて見比べることで、似ていることに何か共通点や理由があるのか、互いの地域の影響があるのかなど、人々が衣服に込めた意味や思いを探っていきます。

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【かたちが似てる】左:法被(日本 19世紀前半)  右:ドレス(パレスチナ地域 1925年頃) 【かたちが似てる】左:法被(日本 19世紀前半) 右:ドレス(パレスチナ地域 1925年頃)
【かたちが似てる】女性用衣装 左:パキスタン 1970-80年代  右:中国 20世紀初め 【かたちが似てる】女性用衣装 左:パキスタン 1970-80年代 右:中国 20世紀初め
【もようが似てる】左:コート(ウズベキスタン 20世紀前半)  右:着物(日本 1950年頃) 【もようが似てる】左:コート(ウズベキスタン 20世紀前半) 右:着物(日本 1950年頃)

戦後80年企画 衣服が語る戦争 2025年7月16日(水)~2025年9月20日(土)

今年は第二次世界大戦が終結してから80年の節目の年です。日清、日露戦争下の明治時代後期から昭和20年の終戦まで、約50年の間に起こった戦況や暮らしの変化は、人々の衣生活や着ることの意識を大きく変えていきました。
本展では、戦勝への期待の中で作られた着物、物資不足の節約生活の中で着られたもんぺや国民服、同時期の欧米のドレスやファッション誌、被服協會が調査のために収集したアジア各地の民族衣装などを展示し、戦争が衣服や人々の生活に及ぼした影響を考えます。また終戦後の装いや、平和へのメッセージが込められた衣服なども紹介します。

「戦争柄」の着物 日本 昭和15年 「戦争柄」の着物 日本 昭和15年
 ミリタリー風スーツ アメリカ 1940年代後半 ミリタリー風スーツ アメリカ 1940年代後半
活動衣(もんぺ) 日本 昭和17-20年 活動衣(もんぺ) 日本 昭和17-20年
国民服 日本 昭和15-20年 国民服 日本 昭和15-20年
PEACEと鳩柄のドレス イタリア モスキーノ 1997年 PEACEと鳩柄のドレス イタリア モスキーノ 1997年

韓国ファッションの共鳴 ―伝統から革新へ― 2025年11月22日(土)~2025年12月4日(木)

韓国ファッション文化協会は、30年以上にわたり内外でファッションアート展を開催してきました。本展では、韓国の伝統、伝統を通じた文化の融合、そして未来につながる創造的な衣装を展示し、日本との文化交流を深め、より深い芸術的、文化的対話の促進を目指します。

主催:韓国ファッション文化協会